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■☆基礎から学ぶビジネス! 第6号☆
■ 〜毎週土曜日発行!〜
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■・・・目次・・・・・・・・
■1.会計学(2)→簿記(2)
■2.最近の経済ニュースより
■・・・・・・・・・・・・・
■
■※このメールマガジンは経営学→会計学→マーケティング学→金融学の順番
■ で発行されます。金融学の後は経営学に戻ります。
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1.会計学(2)→簿記(2)
前回は単式簿記と複式簿記の違いについて述べました。
では今回は複式簿記によって何ができるのか、簿記一巡の流れを追っていきたい
と思います。今日述べることもあとから詳しくやりますので、そんなものか、と
いった感じで読んでください。
簿記(複式簿記)では、すべての取引を二面的に捉えるということは前回お話し
ました。つまりひとつの取引を左側と右側にわけて記帳していくのです。
そのとき、左側を借方、右側を貸方と呼ぶということ、取引を借方と貸方にわけ
る作業のことを仕訳という、ということも前回言いました。
会計期間は原則一年間です。その期間は1月〜12月であったり、4月〜3月で
あったり、さまざまですが、株式会社などは4月〜3月がほとんどです。
★何か取引がある度に帳簿の借方と貸方に記帳するのですが、それをまとめると、
借方-----------------------------------------貸方
(資産) (負債)
(費用) (収益)
(資本)
-------------------------------------------------
となります。ひとつの取引が行われれば、必ず両方に記帳されます。くどいよう
ですが、これを仕訳といいます。
上の表はその項目が増加した時、どちらに表示するかを示したものです。減少し
た時は、逆に記帳します。
★たとえば家を買うと、固定資産という資産が増加し、現金という資産が減少す
るので、仕訳は
借方-----------------------------------------貸方
(固定資産)×× (現金)××
となります。××のところは金額です。
★商品(仕入れ値100円)を(150円で)売ったときは、商品という資産が
減って、現金という資産が増えて、さらにその差額は収益の増加となるので、
借方-----------------------------------------貸方
(現金)150 (商品) 100
(商品販売益)50
となります。今は詳しく内容を覚える必要はありません。なんとなく、取引の流
れを押さえてください。
★一年間この作業を繰り返して、金額を合計してやると、一般的には下の図のよ
うになります。
借方-----------------------------------------貸方
| | |
| 資産 | 負債 |
| |----------------------|
| | 資本(元手) |
| |----------------------|
| | |
|--------------------| 収益 |
| 費用 | |
| | |
---------------------------------------------
取引は借方にも貸方にも記帳するといいましたが、そのとき、金額も必ず同じに
なります。ですから、当たり前ですが、期中の取引を合計した金額は借方と貸方
で必ず一致します。
ここで、収益と費用の差を求めてやれば、それが利益となります。それを外部に
公表するための資料を損益計算書といいます。一年間の営業活動の成果を示すも
のです。
★損益計算書の考え方
借方-----------------------------------------貸方
| 総費用 | |
| | 総収益 |
|--------------------| |
| 当期純利益 | |
---------------------------------------------
もしも費用のほうが大きければ借方のほうが大きくなり、当期純損失となります。
一年間の営業活動の報告が終わると、次はその結果企業の財務状況はどうなった
かということをしめさなくてはなりません。
利益の部分を全体の図に埋め込んで考えると下のようになります。
★貸借対照表の考え方。
借方-----------------------------------------貸方
| | |
| 資産 | 負債 |
| |----------------------|
| | 資本(元手) |
| |----------------------|
| | 当期純利益 |
|--------------------|----------------------|
収益が確定したあとの企業の財務状態を外部に公表する資料のことを貸借対照表
といいます。営業活動で増えた部分だけを次期に繰り越します。
つまり費用や収益でかぶる部分は次期以降にはくりこさず、相殺してしまうとい
うことです。増えた分はまた元手になりますので、資本の一種と考えて下さい。
次期に繰り越される項目だけを集めたのが貸借対照表と考えてよいでしょう。
まとめると、貸借対照表は一時点(通常決算時点)の財務、資産状態を表すもの
で、損益計算書は一定期間(通常一年間)の営業成績を表すものということです。
では改めて、簿記をやる意義を考えてみましょう。
簿記は一年間の取引を帳簿にただ記録するだけではありません。目的は、簿記に
よって一年間の取引を記帳した結果、当期の利益を計算し、また、利益だけでは
なく、財産や負債を含めた企業の財務状態を把握する、ということです。
今回はこの目的がなんとなくわかれば十分です。
次回以降は、さまざまな期中の取引をいかに仕訳していくかということについて
話していきます。それを何のためにやるのかと思ったときに、今回の話を思い出
してください。
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2.最近の経済ニュースより
もちろん、書きます。ライブドアのニッポン放送株取得について。。。
しかしですね、マスコミのみなさんや投資家のみなさんはちょっと論点がずれて
はいませんか。
ライブドアがフジテレビをのっとれるかどうか。そこを焦点にしているようです。
それはもちろん重大なことですが、それよりも、ライブドアの行動自体を評価し
てみてはどうでしょう。
まず今決定している事実はライブドアがニッポン放送株を38%取得したという
ことだけです。
38%あれば、拒否権の発動を介してそこそこの意思をニッポン放送に反映させ
ることができます。
そのニッポン放送はフジテレビの株を22%持っています。つまり、間接的にフ
ジテレビにある程度意見を言えるということです。
この事実が、マスコミや投資家を熱くしているわけですが、それに注目するあま
り、本質を見逃しているように思えます。今行われているのはただのマネーゲー
ムです。
フジテレビ側は対抗策として、今持っているニッポン放送株12%を25%まで
高める方針をとりました。これが実現されれば、商法の規定により、ニッポン放
送はフジテレビに対して持っている22%の議決権を行使できなくなります。
ここまでは、予想される展開でしょう。
これが実現したとして、では、焦点はどこに移るか。
投資家のみなさんは、これが実現した後も、いかにフジの議決権をライブドアが
奪うかということを議論していますが、短期的には、いったんライブドアとフジ
テレビの資本的関係は切れます。それは事実なのです。
そこから読み取れることは何でしょうか。
私たちが判断し、評価すべきは、ライブドアが700億円の社債を発行してニッ
ポン放送株を取得した事実です。
短期的にはここが焦点となります。
もちろん長期的には、ライブドアがニッポン放送のもっているフジテレビ株22
%をうまく使って、フジテレビをのっとろうとするかもしれませんが、それには
多額の資金と時間が必要です。今はそこは置いておきましょう。
短期的には、私はライブドア不利と見ます。それは、焦点を変えればみなさん、
おわかりのはずです。
これは、フジテレビのTOBが成功して、ニッポン放送株25%を取得できたと
したらの話ですが。
ライブドアは年間数億円〜数十億円程度の利益しかあげていない会社です。これ
までの買収金額も高くで100億円程です。そんな会社が700億円の借金をし
て、「ニッポン放送の経営権のそこそこ」を取得した、というのが短期的な事実
になるのです。
そこを焦点にしたとき、はたして、この買収は評価できるか。
買収が評価される場合はいくつかあります。経営者が悪いから交代させれば効率
があがる場合とか、こないだお話した「相乗効果」が期待できる場合とかです。
また、確かに、借金をして買収するという行為自体も評価される場合があります。
なぜなら、その借金を返すために、インセンティブ(やる気)が高まることが期
待されるからです。
しかし、今回は、あまりこのような場合には当てはまらないと思います。
ライブドアの株式時価総額は2900億円です。対するニッポン放送は2000
億円(ライブドアが買収した時)です。はっきりいって、自分とあまり規模の変
わらない企業を借金して買収するだなんて、無茶ですよね。
そこまでの相乗効果なり、インセンティブなりが期待されるでしょうか。
もし、期待されるというなら、その人は、ライブドアの株を買えばいいし、期待
されないのならば、買うべきではない。
今回の話は、“短期的には”そういうことなのです。
700億円は現在株としてライブドアの貸借対照表上に記録されているわけです
が、これが10パーセント変動したら(下落したら)70億円の評価損を計上し
なければならないわけです。ニッポン放送とライブドアの相乗効果はもちろん見
込めますが、それはこういった変動リスクを補って余りあるものでしょうか。
フジテレビを巻き込んだ今回の戦いですが、フジテレビ側に嫌われたことも含め
て、私個人的にはここまで大掛かりな作戦はすべきじゃなかったのかなぁと思い
ます。
ただし、「相乗効果」が変動リスクや借金の返済リスクを補ってあまりある場合
にのみ、ライブドアの今回の作戦は成功と言えるでしょう。
それには、堀江社長のこれまで以上の経営手腕が必要となるでしょうね。
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